見学のポイント
現地見学時のチェックポイント
ネットで情報を見て、気に入った物件が見つかったら、現地へ出かけて実際にチェックしてみましょう!
周辺環境を確認
現地見学でしっかり確認したいのが、利便性や快適性などの周辺環境です。
駅までのアクセス、公共施設や利便施設等の有無はもちろんのこと、嫌悪施設や広い空き地などの有無を自分の目で確認しておくことが重要です。広い空き地がある場合は、大規模な建物が建築されることで環境が一変する可能性もあります。建築予定建物を知らせる看板が設置されている場合もありますので、確認します。
周辺環境の確認に当たっては、事前に地図などで周辺の様子を調べておくと現地での確認がスムーズに行えます。
なお、時間帯や曜日を変えて、周辺環境をチェックすることも大切です。昼と夜、平日と休日では周辺の雰囲気が違う場合があります。また、雨天時には、雨水が流れ込む場所や水はけの悪い場所などが分かります。購入すれば長く住むことになるわけですから慎重に確認しましょう。
また、最近の異常気象で水害に対する関心が高まっています。洪水のハザードマップについては役所のサイトで確認することができます。
現地見学のチェックポイント(中古住宅)
中古物件の場合は、建物の維持管理状況や設備などの傷み具合も確認したいポイントです。
一戸建ての場合は建物の外壁や屋根、建物の基礎や土台を、マンションの場合は外壁や共用廊下などを見て、大きなひび割れや傾きがないかを注意しましょう。自分では状態の判断が難しく不安な場合は、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所等について、建築士等の専門家に「ホームインスペクション」を依頼する方法もあります。
なお、中古物件を見学する場合は、売主が居住中のこともありますのでマナーに気をつけましょう。また、設備や内装の汚れや傷、欠陥などに気がついても、後で不動産会社の担当者に相談するといった配慮が必要な場合もあるでしょう。
また、中古物件を購入してリフォームする場合は、希望通りにリフォームできるかどうかあらかじめ確認しておきましょう。主に、マンションの場合は、「管理規約」によるリフォームに関する制約を、一戸建ての場合は、法律や条例による制約を確認する必要があります。さらに、建物の構造上からリフォームが難しい場合もあるので、私たちにご相談下さい。
ホームインスペクション
ホームインスペクション(住宅診断・建物検査)とは、住宅の設計・建築に詳しい建築士などの専門家が、住宅の劣化状況について調査を行い、欠陥の有無やリフォームすべき箇所、その時期などを客観的に診断するものです。調査の内容は、目視による調査から専門の調査機器を使用したものまで、調査会社や依頼主の意向によって変わります。
特に新築時から年数が経過している中古住宅では、消費者には住宅の構造部分の劣化状況や改修の必要性などを判断することが難しいため、最近では事前にホームインスペクションを依頼した上で住宅を売買するケースが増えています。ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。